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がんゲノム医療

先週、厚生労働省が、がん患者の遺伝子変異を調べ最適な薬を選ぶ「がんゲノム医療」用の検査について、公的医療保険の適用を決めた、というニュースが流れました。
https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2019/0529/index.html

私たちの体は、約37兆個もの細胞からなっています。

その1つ1つの細胞の中には「核」と呼ばれる大切な部分があり、その中に遺伝子を乗せた染色体が入っています。

「ゲノム」とは、染色体に含まれるすべての遺伝子と遺伝情報のことをいいます。

体の設計図のようなものですね。

そして、「がんゲノム医療 」とは、主にがんの組織を用いて、遺伝子を網羅的に調べ、一人一人の体質や病状に合わせて治療などを行う医療をいいます。

実は、一部のがんの治療では、すでに標準治療として、がんの組織などを用いて1つまたはいくつかの遺伝子を調べる「がん遺伝子検査」を行い、遺伝子に合う薬の選択がすでに行われています。

この「がん遺伝子検査」は、がんゲノム医療に含まれません。

「がんゲノム医療」が行われるのは、標準治療がないまたは終了しているなどの条件を満たす場合です。

今回、公的医療保険が適用になることが決まったのは、遺伝子変異を明らかにして合う薬があるかどうかを調べる「がん遺伝子パネル検査」と呼ばれる検査です。

がん遺伝子パネル検査を受けて、自分のがんに合う薬の使用(臨床試験を含む)に結びつく人は全体の10%程度ともいわれています。

今後に期待したいですね。
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