生命保険契約の名義変更

税務署には、さまざまな情報が集まる仕組みがあります。

その1つが支払い調書。

生命保険契約の場合、次のような場合に支払調書が提出されます。

・1回の支払金額が100万円を超える死亡保険金、満期保険金、解約返戻金等が支払われた場合
・同一人に対して年間に20万円を超える年金給付金が支払われた場合


ところで、親が契約者で保険料を納めていた保険契約を、子に名義を変更して子が支払っていくことになった場合、贈与税はかかるでしょうか?

答えは、否。 契約者の変更があってもその変更に対して贈与税が課せられることはありません。
https://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/shitsugi/sozoku/14/05.htm

ただし、将来、保険契約を解約して解約返戻金を受け取ったり、満期時に満期保険金を取得した。

そんなときには、自分が負担した保険料の金額に対応する保険金には所得税、親が負担した保険料の金額に対応する部分の保険金には、贈与税が課せられます。


実際には、契約者を変更したことについて、生命保険会社が税務署へ報告する義務はなく、実際に保険金が支払われても、途中で契約者変更があった保険金かどうか、税務署は把握することができませんでした。


平成27年度税制改正で、「保険会社は、生命保険金等の支払いをした時に税務署へ提出する保険金等の「支払調書」について、生命保険契約等の契約者変更があった場合には、保険金等の支払時の契約者の払込保険料等を記載すること」
が義務付けられました。


本来贈与税の対象となる保険金について、を税務署がキチンと把握することができるようになったわけです。


適用は、平成30年1月1日以後に行われる契約者変更から。


将来、契約者を変更することを前提に加入する場合は、注意しましょうね。
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