雇用保険の失業給付と年金は同時に受け取れない。

従業員の定年を定める場合は、その定年年齢は60歳以上としなければいけないというルールが法律(高年齢者雇用安定法)で決まっています。

もし、定年年齢を65歳未満に定めている場合は、その雇用する高年齢者の65歳までの安定した雇用を確保するため、「65歳までの定年の引上げ」「65歳までの継続雇用制度の導入」「定年の廃止」のいずれかの措置を取らなければいけないことも、法律で同時に決められています。

最近では、60歳になっても引き続き同じ職場で働くのが一般的になってきましたね。


現在は、65歳になる前に定年退職し、ハローワークで手続きをすると、失業認定された期間については基本手当(失業給付)が受け取れることになっています。

しかし、手続きをしてしまうと、基本手当と60歳台前半の老齢厚生年金を同時に受け取ることができない決まりなので、雇用保険から基本手当をもらっている間は、年金は支給停止となります。
http://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/roureinenkin/koyou-chosei/20140421-03.html

理由は、雇用保険は働く意思と能力がある人のためのものなので、働けるのなら年金はいらないわねということのようですが、財政的な理由がホントのところかもしれません。


では、65歳を過ぎた場合はどうなるのでしょう。


65歳に達する日以後に退職すると、今度は基本手当は受けられず、「高年齢求職者給付金」という名前の給付金になります。


1年以上雇用保険の被保険者であった人は、50日分を一時金で受け取ることになります。


この一時金は、年金とは調整されません。


つまり、基本手当は65歳に達する日より前の退職で支給され、65歳以降では雇用保険と年金との支給調整なしということになります。


例えば65歳に達する日の前々日に退職すれば、基本手当てが150日(雇用保険加入20年以上)支給され、受け取るときは65歳以上なので年金カットなし、ということになりますね。


ただし、雇用保険の基本手当は、働く意思があり働きたいけど仕事が見つからない人に、支給されるお金だってことは忘れないようにしましょう。
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