認知症リスクと保険

先日、認知症の男性が徘徊中に電車にはねられて死亡した事故を巡り、最高裁が家族に賠償責任はないとする判決を言い渡しました。


重い認知症を抱える人などが、事故で他人などに損害を与えてしまった場合でも、責任能力はない人とされ賠償責任は発生しません。

その代わりに親族に損害賠償を求められたのが、今回の事故です。


常生活の中で第三者)に対してケガをさせたり、人のモノを壊してしまったりして法律上の損害賠償義務を負うことがあります。

個人がこうした事故やトラブルで法律上の損害賠償責任を負った際、対応する保険が「個人賠償責任保険」です。

多くは、自動車保険や火災保険の特約として付帯します。

個人賠償責任保険の対象者は、本人、配偶者、同居の親族、生計を一にする別居の未婚の子(仕送りを受けている学生など) です。


後見人や離れて暮らす親族は、補償の対象ではないため、賠償責任が確定すれば自己負担せざるを得ません。


こうした現状をうけ、大手損害保険各社が、家族や後見人が賠償責任を負うリスクに備え「個人賠償責任保険」の契約内容の見直しを始めています。

 三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険は昨年10月、離れて暮らす家族や成年後見人を、個人賠償責任保険の補償対象に加えました。


また、生命保険会社でも太陽生命保険が、認知症と診断され、時間や場所、人物のいずれかを認識できない症状が180日間続いた場合、最高300万円の一時金を支払う保険の販売を開始しました。
https://www.taiyo-seimei.co.jp/company/notice/download/press_article/h27/280202.pdf


身近にも認知症の家族を抱える人が増えてきました。

他人事と、無関心でもいられなくなってきましたね
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