医療情報の見極め方

どんな人でも、病気になり精神的に不安定な時には、自分の信じたいことを信じたくなります。

不安になると、いつもの冷静さを失ってしまうかもしれません。

そんな時は、不安をやわらげてくれる情報につい頼りたくなってしまうこともありますね。

情報に接する時には、「本当かな?」と立ち止まって問いかけ、安易に答えを出さない・・・そうした思考の習慣を身につけているかどうかで、結果が異なることもあります。

厚生労働省では、民間療法をはじめとする代替え療法や補完療法と、どのように向かいどう利用すればよいかを考えるためのサイトを立ち上げています。
http://www.ejim.ncgg.go.jp/public/index.html

各種パンフレットなどをダウンロードすることもできます。


安全性や有効性が確認されていない情報に惑わされ、不幸な結果にならないように気をつけたいものですね。
このページのトップへ

BRCA変異陽性乳がんを対象とした抗がん剤(PARP阻害薬)の治験

トリプルネガティブ術後のBRCA変異陽性乳がんの方を対象とした、抗がん剤(PARP阻害薬)の臨床試験がはじまります。
https://oncolo.jp/ct/clinical-trials/ad0014



BRCAと呼ばれる遺伝子に変異があると、乳がんと卵巣がんに罹患するリスクが高いことがわかっています。

乳がんの場合、全体の5~10%がこの遺伝要因にて発症したものであると言われています。


今回、行われる治験は、BRCA遺伝子検査で陽性であったトリプルネガティブ乳がん患者さんが対象。

手術を行い、医師が指示したすべての標準抗がん治療を終えた後に、治験薬を使って治療を実施した場合に、乳がんの再発リスクを減らすことができるかどうかを調べる第3相段階の治験になります。


治験に参加するには、いくつか条件があるので詳細はHPを確認しましょう。


臨床試験の情報を必要としている方に、情報が届くことを祈っています。
このページのトップへ

BEC(乳がん体験者コーディネーター)によるおしゃべりサロン

乳がんとうまく付き合うためのコツを一緒に考えましょう。


NPO法人キャンセネットジャパン(CNJ)では、乳がんとうまくつきあっていくために必要な、科学的根拠に基づく情報提供・解説や、体験者ならではの知恵・アドバイスを気軽なおしゃべりとともに提供する「おしゃべりサロン」を開催しています。


対象者は、乳がん体験者・ご家族、乳がんを知りたい方等

アドバイザー役は、BEC(CNJ認定乳がん体験者コーディネーター)のメンバー


実施日時は、奇数月 第1火曜日 13:00~15:00

        偶数月 第1木曜日 13:00~15:00

場所は、JR御茶ノ水駅から徒歩5分ほどのところにある、「がん情報ステーション東京:お茶の水サロン」


次回は10月6日(木)です。

詳細はHPをどうぞ⇒http://www.cancernet.jp/station/tokyo/bectalk


このページのトップへ

がん患者に対するアピアランスケアの手引き

がん患者は、抗がん剤や放射線などの治療を受けると、髪の毛が抜けたり、爪が黒ずんだり・割れたり、顔色が黒ずんだりなど外見に関わる深刻な副作用とも闘うことになります。

こうした副作用の治療法や日常的なケアのしかたをまとめた初の手引き書を、国立がん研究センターが発表しました。
http://www.ncc.go.jp/jp/information/press_release_20160727.html


今回の手引書は医師向けですが、来年以降は患者向けの手引書も作る予定です。

手引書では、50項目の外見への副作用への対処法について「強い科学的根拠があり行うことが強く勧められる」から「無効性あるいは害を示す科学的根拠があり、行わないよう勧められる」までA、B、C1a、C1b、C2、Dの6段階で評価しています。


脱毛や皮膚の変化などは、その辛さを訴えても命に関わるものではないため、あまり真剣にとりあってもらえないものです。

結局、対処法も自己流、ネット情報頼りだったりします。


こういう手引書が上手に使ってもらえると嬉しいですね

このページのトップへ

がんの標準治療、実施率平均68%

標準治療とは、「科学的根拠に基づいた観点で、現在利用できる最良の治療であることが示され、ある状態の一般的な患者さんに行われることが推奨される治療」をいいます。

今現在一番推奨されている治療という意味ですが、広く行われている普通の治療だから、「最先端の治療」のほうが優れていると誤解する人も多いようです。

最先端の治療は、開発中の試験的な治療です。

その効果や副作用などを調べる臨床試験で評価され、それまでの標準治療より優れていることが証明され推奨されれば、その治療が新たな「標準治療」となっていきます。


国立がんセンターが、全国のがん患者31万人を対象に、科学的に効果があるとされる9つの標準治療についてどのくらい実施されているか調べ調査結果をまとめました。
http://www.ncc.go.jp/jp/



再発のおそれが高い特定の乳がん患者への放射線治療の実施率は33%。

ほかにも、抗がん剤が原因の吐き気を予防する薬の十分な使用、外来で医療用の麻薬を使う際の副作用対策も、治療が実施されたり適切に考慮されたりする割合が低い値にとどまっていました。


ただ、全体としては標準治療の実施率は平均68%。

概ね、浸透しているという解釈です。


医療機関によっても実施率は異なるようですから、医療機関は慎重に選びたいですね


このページのトップへ